MIXIはアウトプットツールとして高性能である

べにぢょのらぶこーる - やっと分かったよ!ミクシィが”気持ち悪い”理由!!

 コレを読んでいてふと思いついた。

 MIXIはアウトプットツールとして高性能である。
 ここで言うアウトプットツールというのは、思考整理法(マインドマップとかそこら辺)と似ているけれどちょっと意味合いが違って、outputというよりもpublicizeに近い。要するに、第三者に見せる(publicize)ための出力(output)を促す、もしくは助ける道具であるという意味だ。
 思い、考えたことはそのままにしておくよりも、何らかの形で外に出した方が質が上がるというのはよく言われることだし、事実そうであると俺は思う。そして、ブログやMIXIにそれを出力することは、勉強を他人に教えるのに似た行為といえる。そこには『自らの考え』を『他人に理解できる形』に変換するという行為が不可欠だからだ。つまりブログやMIXIはまとめ上げた上で出力するためのツールとして使えるというわけだ。
 そしてMIXIはこれをブログよりもずっと気軽に行うことができる。
 MIXIは閉鎖的で、かつ女性社会的だ。それは内輪であるための気軽さと、女性的であるが故の非難の少なさ―褒めることの半強要性―を併せ持つと言うことになる。ブログを書かない人間が、MIXIなら書けるというのはきっとここに理由がある。要するに、発表することがあまり怖くないのだ。これはとても大きな利点であると思う。
 コレに反してブログやっている人間にはMIXI嫌いが割と多かったりするが、それは恐らく、女性社会ゆえの息苦しさの他にも、わざわざMIXIを使う意味を見いだせないというのもある気がする。MIXIの気軽さは彼らにとって意味のないモノであり、同時に軽すぎて実感の薄いモノなのだろう。
 だが、発表することになれていない人間にとっては、MIXIほど使いやすいツールは恐らく存在しない。その点において、MIXIはすばらしく高性能なアウトプットツールであると俺は思う。