捕鯨問題の構図がわかりづらいので知っている記事をまとめてみた

先日記事を書いたのだけれど、そもそも全体像が見えにくい気がしたので関係した記事を集めてみた。ちなみに新聞などの記事は集めてません。そっちを読みたい場合は痛いニュースにでもどうぞ(ぉぃ



YouTube - Airheaded Aussie - Descendants of Convicts
オーストリア政府がyotubeにのっけた動画に字幕をつけてタイトルを変えたモノ。定番。
ちなみにタイトルの日本語訳は『頭空っぽのオーストラリア』。



iroiro: オーストラリア政府、YouTubeで日本の子どもに反捕鯨キャンペーン

 ザトウクジラを観光資源としてみた場合、年間で約150万人の観光客を集め、2億2500万ドル(約265億円)の経済効果を上げているそうだ。

経済面からの記事ってあんまり見かけないんだけど、誰か知りませんかね?



IWCと捕鯨問題 ― 売文屋右往左往

結論を端的に言うと、

・ミンククジラを取らないでいたら、増えすぎ
・増えたミンクが餌食い過ぎ
・ミンクに餌場を追われてナガスクジラが絶滅寸前
・増えたミンクに餌(魚)を取られて沿岸漁業(大衆魚単価上昇)がピンチ

沿岸捕鯨に限れば「貴重品で珍味だから取る」んじゃなくて、「海洋資源のバランスを崩しかねない害獣になりつつあるから減らす」のが正目的。
里山から下りてきて畑を荒らすイノシシやサルやクマと、クジラは位置づけ的に同じなんだがなあ。

2chコピペ系。かなり簡潔にまとまっているので一読をオススメ。



鯨と捕鯨、宣伝と迎合 - Lucablog

鯨は牧畜業が難しい地域 - この場合の地域ってのは日本国内じゃない - に居住する人々が生きる糧を、確実に奪っている。
北海道ではエゾシカの生息数の増大は、農業や林業だけではなく、人々の生活に暗い影を落としている。

上にやつに他のデータもたして割と主観的に書いたかんじの記事。



ガイア教の天使クジラ その1 神は細部に宿り給う
捕鯨問題は本質的に宗教問題だ、という視点で書かれている記事。政治的な問題にも触れていて読み応えがある。立ち位置的にはエセ科学ウォッチャーかな? どちらかというと読み物として面白いという感じ。結構扇情的なので注意して読むこと。でも面白かったからオススメw



オーストラリアの反捕鯨は単なる人種差別か? - 朱雀式
かなり扇情的に捕鯨反対運動批判をしている記事。文章と論法はさておき、意図してかどうかは知らないけれど捕鯨問題において双方*1のracism的な動画のまとめになっているので一読をオススメしておく。ただしあくまでデーターとして読むように。



捕鯨論考 - シートン俗物記
自滅する捕鯨 - シートン俗物記
続 自滅する捕鯨 - シートン俗物記
アンチ『捕鯨反対運動批判』派。ざっと読んでみたけど、一番上の記事以外は倫理問題を主軸に感情論になっているので記事自体はあまり読む価値はないかな。一番上の記事にしてもどちらかというと捕鯨反対運動批判への疑問提起を無理矢理正当にミスリードして、相対主義に持って行こうって感じがする。疑問提起でやめておけば良い記事だったのに……そういう視点も大事だしさ。でも、頑張っているアンチ『捕鯨反対運動批判』派は結構珍しい存在なのでとり上げておく。興味のある人はどうぞ。
で、それとは別に、三番目の記事のコメント欄が熱いことになっているので、そういうの好きな人は(ry



反捕鯨団体と漁業協同組合のイルカ漁をめぐる大激突ムービー - GIGAZINE
大半がムービー。捕鯨という行為に必ずつきまとう負の面を理解するのにうってつけの記事。政治、科学、そういった面はさておき倫理面からはどうかという場合に読むのをオススメする。ただし、これもかなり扇情的に動画が編集されているので、あくまで参考程度に。






以上、こんな所かな。本当はアンチ『捕鯨反対運動批判』派ももうちょっと取り上げたかったんだけど、真っ当なのがほとんど見つからなかったので数が少なくなってしまた。
もし、「他にもこんなのあるよ」っていうのがあったらコメント欄にでも連絡下さい。



(追記)
わかりづらかった部分を訂正。id:dekodekoさんご指摘ありがとうございました。

*1:日本と豪州